H21年度科学実験教室 |
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対象:小学校高学年(4,5,6年生) 開催場所:アオッサ7階、または6階 開催日時:月2回、9:30〜12:00 実施体制:講師―香川喜一郎、栗原一嘉 実験補助―教育地域科学部理数物理教室の大学院、4年、3年生の学生: 合計5人 工学研究科大学院留学生 博士課程、修士課程学生: 合計3人 ◎第1回: 21年11月7日(土)、9:30〜12:00 内容: 「光の直進」―光源から四方にまっすぐ進む光― ・開校式(理事長挨拶、およびグループ分け) ・小型煙箱を使って豆電球から出る光が四方にまっすぐ進んでいることを観察 ・光の影の実験 ・レーザー光線の観察 ・ピンホールカメラの仕組みを理解する実験、 ・お菓子の箱を用いてピンホールカメラの製作 (備考)日刊福井が取材し、翌日新聞に実験教室の様子を紹介した ◎第2回: 21年11月21日(土)、9:30〜12:00 内容: 「光の反射」 ・小型煙箱の中で、レーザーポインターを用いて、入射角と反射角が等しいことを観察 ・ガラスも裏に黒い紙をあてると鏡になることの確認 ・水も鏡になること(白いバケツと黒いバケツを用い、自分の顔を写して比較) ・合わせ鏡の作成と像の観察 ◎第3回: 21年12月5日、9:30〜12:00 内容: 「運動の法則」 ・空気抵抗が無視できるときは、物体は重さに関係なく落下運動することを観察 ・空気抵抗と落下の関係を調べるために、紙を折り、面積を変えて、ストップウッチで落下時間を測定 ・微小ビーズ球を使った摩擦のない装置を用いて力学の法則を確かめる実験 ・だるま落としの原理を学ぶ実験 ◎第4回: 21年12月19日、9:30〜12:00 内容: 「光の屈折」 ・陶器のコップとプラスチックのコップに水を入れ、ストローの曲がりの比較 ・水を入れるとコインが浮かび上がる実験(目の位置を知る基準線を置く) ・小型煙箱の中に小さい角型水槽を入れ、レーザーポインターを用いて、光の屈折、全反射の現象を確認 ・全反射の仕組みにより、水槽のそばに置いたロボットの下半身が消える実験 ◎第5回: 22年1月9日(土)、9:30〜12:0 内容: 「光のスペクトル」 ・水プリズムに赤と緑のレーザー光線を入れ、屈折の比較 ・明るい白色光源を水プリズムに入れ、光を7色のスペクトルに分け、直接目に入れて感じる ・懐中電灯に凸レンズとスリットを取り付け細い白色平行光線を作り、小さな水プリズムにあて7色のスペクトルを作る実験 ・CDを用いた簡易分光器の製作、それを用いた色々な光源のスペクトルの観察 ◎第6回: 22年1月23日、9:30〜12:00 内容: 「レンズと水レンズ顕微鏡」 ・半球のプラスチック容器に水を入れ凸レンズになることの確認 ・円筒煙箱の中に水レンズを入れ、レーザーポインターを用いて光線が曲がるこのの観察 ・ローソクを光源にして凸レンズによる像の縮小・拡大の実験 ・水レンズ顕微鏡の製作 ・水レンズ顕微鏡を用いて、タンポポの毛や、小さい虫の観察 ◎第7回: 22年2月13日 (土)、9:30〜12:0 内容: 「静電気の実験」 ・電気振り子を用いた静電気の実験 ・風船と塩ビパイプ、アクリル棒を使った静電気の実験 ・検電器の上に金属皿を置き、電荷を持たせたピンポン球やB・B弾を載せ箔が開くのを観察 ・電荷の量と検電器の箔の開く角度の関係を、影絵を使って測定 ・静電気をためた検電器に蛍光灯を接触させて蛍光灯が光る実験(暗箱の中で) ◎第8回: 22年2月27日(土)、9:30〜12:0 内容: 「人工雪の実験」 ・雪の顕微鏡観察や人工雪についての解説 ・ドライアイスを使った人工霜の生成と観察 ・かき氷に塩を加えて低温(−20℃)を作り、試験管の水を氷らす実験・ ・カップラーメンの容器、塩、かき氷を使い、その上に黒いプラスチックの板を置き、人工雪生成の実験 ◎第9回: 22年3月13日(土)、9:30〜12:00 内容: 「公開発表会のための準備 ・希望調査をして児童を6班に分け、それぞれ分担の実験を再現し、発表のための準備をした。 1班:光の直進・反射 2班:運動の法則 3班:光の屈折・全反射・光のスペクトル 4班:レンズと水レンズ顕微鏡 5班:静電気 6班:人工雪 ◎第10回: 22年3月20日(土)、9:30〜12:00 場所:アオッサ6階607室 参加数: 合計61名 (児童:27名、父兄:34名) 内容: 「公開発表会」 ・6班に分かれて児童が参観者に実験を演示して説明した ・児童にこれまでの実験教室に参加しての感想をアンケートし、交換にお菓子をプレゼント ・参観者に、お茶、コーヒ、お菓子をサービスした 参考資料1:当日参加者に配布した発表概要集を添付 参考資料2:実験教室参加児童へのアンケート結果 |